ピクミンとオッチンで進む、惑星探索のアクションストラテジー 『ピクミン4』は、小さな生き物「ピクミン」を率いて未知の惑星を探索し、遭難者の救助やお宝の回収を目指すアクションストラテジー。ピクミンにはそれぞれ異なる能力があり、敵との戦闘だけでなく、橋を作る、障害物を壊す、水辺を移動するなど、状況に応じて使い分ける必要がある。さらに、本作では相棒の宇宙犬「オッチン」が加わり、探索や運搬、戦闘の選択肢が広がっている(ピクミン4 公式 )。
GPAでは「戦略系」が75%、「頭脳」が65%と高めに設定されている。本作の面白さは、ピクミンを大量に集めて力押しすることではなく、限られた時間と戦力をどう振り分けるかにある。
例えば、ある場所では赤ピクミン、別の場所では青ピクミンが必要になる。探索中に見つけたお宝を運ばせる一方で、別のピクミンには道を開かせることもできる。どのピクミンをどこへ向かわせるかを考えながら、複数の作業を並行して進めていく。この「次に何をするか」を組み立てる感覚が、『ピクミン4』の戦略性につながっている。
ダンドリと、リアルタイムのアクション 本作では特に「段取り」が重要になる。任天堂も、事前に計画を立てて効率よく作業することを意味する「ダンドリ」を本作の要素として紹介しており、ダンドリバトルやダンドリチャレンジでは、制限時間内にどれだけ効率よく対象を集められるかが問われる(ピクミン4 公式 )。
一方で、GPAの「アクション性」は65%。戦略だけのゲームではなく、ピクミンを投げる、敵を攻撃する、オッチンに乗るといったリアルタイム操作も重要だ。戦闘では敵の弱点やピクミンの属性を考えながら、どの種類を投入するかを瞬時に判断する必要がある。
作品傾向グラフ(ピクミン4) ※ GPAの小タグスコアに基づく。
シリーズの積み上げと、4で広がった選択肢 シリーズ作品と比較すると、『ピクミン4』はこれまでのシリーズが積み上げてきた「探索・運搬・戦闘・時間管理」という基本構造を大きく発展させた作品といえる。
初代『ピクミン』では、オリマーが30日という制限の中で宇宙船のパーツを集めて脱出を目指すという、時間管理そのものが強い緊張感につながっていた(Nintendo Store )。
『ピクミン2』では、オリマーとルーイを切り替えながらお宝を集める構造へと広がり、紫ピクミンや白ピクミンも登場。洞窟では時間制限を気にせず探索できるため、初代とは異なる攻略の組み立て方が求められた(Nintendo )。
『ピクミン3』では3人の主人公を切り替えて複数の場所を効率よく攻略する要素が強まり、異なる種類のピクミンを使い分けながら障害を突破していく設計が発展した。Nintendo Switch版の『ピクミン3 デラックス』では、2人協力プレイや追加ストーリーなども加えられている(ピクミン3 デラックス )。
そして『ピクミン4』では、オッチンによってさらに役割分担の幅が広がった。オッチンは障害物を壊したり、ピクミンや主人公を運んだりできるため、従来の「どのピクミンを使うか」という判断に加えて、「オッチンをどこで使うか」という判断も生まれている。
さらに、アイスピクミンやヒカリピクミンなど新しい種類も登場する。アイスピクミンは敵を凍らせたり水面を凍結させたりでき、ヒカリピクミンは夜の探索で活躍する。夜には「夜の探索」という専用のゲームプレイも用意されており、昼とは異なる戦い方が求められる。
難易度と、GPAから見た魅力 GPAの「高難度」は40%と極端に高くない一方、初心者70、中級者75、上級者55と幅広い層が対象になっている。操作そのものが難しいゲームではなく、基本的なルールを理解すれば進めやすい一方、効率を突き詰めようとすると「ダンドリ」の奥深さが見えてくるタイプだ。
対象ユーザー(50以上なら推奨) ※ 上級者向け55%は低め——効率を突き詰める「ダンドリ」は、慣れてから深まる。
GPAから見た『ピクミン4』は、可愛らしいキャラクターを操作するアクションゲームでありながら、時間・戦力・ルートを管理して効率を高めていく戦略ゲームとしての側面が強い作品。シリーズで培われたピクミンの使い分けを土台に、オッチンや新しいピクミン、夜の探索、ダンドリチャレンジなどを加えることで、複数の作業を同時に組み立てる面白さをさらに広げている。