ゲーム概要 『Ori and the Blind Forest』は、精霊オリを主人公とする2Dアクション・メトロイドヴァニア。
舞台は、荒廃しつつあるニベルの森。オリは故郷を救うため、森に起きた異変の原因を探しながら、さまざまなエリアを探索していく。
大きな特徴は、絵本のような美しいビジュアルと、探索・アクション・物語が一体になったゲームデザインだ。Xbox公式も、手描きのアートワークや細かなキャラクターアニメーション、オーケストラ音楽を本作の特徴として紹介している(Xbox.com )。
GPAではグラフィック85%、感情的物語80%、アクション72%、高難度68%、ストーリー充実度68%、パズル65% 。
単純に「見た目が美しい2Dアクション」というだけではなく、能力を獲得することで以前は行けなかった場所へ進める、メトロイドヴァニアらしい探索がゲームの中心にある。
ゲーム性分析 能力を手に入れるたび、森の見え方が変わる 『Ori and the Blind Forest』の基本的な流れは、探索して新しい能力を手に入れ、その能力を使ってさらに先へ進むというもの。
最初は行けなかった場所も、新しい移動能力を覚えることで到達できるようになる。
そのため、マップを進んでいるときに「ここは今は行けない場所だ」と覚えておくことが重要になる。
後から新しい能力を手に入れて戻ってくると、以前は壁だった場所が新しいルートに変わる。
この「できなかったことが、能力を手に入れることでできるようになる」という感覚が、メトロイドヴァニアとしての面白さにつながっている。
「Bash」が探索と戦闘を変える 特に特徴的なのが「Bash」。敵や敵が放った弾を利用して、自分自身を別方向へ飛ばすことができる能力だ。
単なる攻撃手段ではなく、移動やパズルにも使える。
たとえば敵の弾を利用して反対方向へ飛び、通常のジャンプでは届かない場所へ移動する。あるいは弾の方向を変えて、仕掛けを作動させる。
つまり、敵そのものが「倒す対象」であると同時に、移動するための足場やパズルのパーツにもなる。
Xbox Wireでも、Bashを使って敵や飛翔物の方向を変え、移動・戦闘・パズルに利用する仕組みが紹介されている(Xbox Wire )。
この仕組みによって、アクションとパズルが自然につながっている。
精密なプラットフォーミングが難しさを作る 『Ori』の難易度を支えているのが、精密な2Dアクション。
壁を登る。ジャンプする。空中で方向を変える。敵や弾を利用して移動する。
こうした操作を連続して成功させる場面が多く、後半になるほどプレイヤー自身の操作精度が求められる。
GPAのアクション72%、高難度68% というスコアも、この部分を反映している。
ただし、非常に高難度な死にゲーというより、失敗を繰り返しながら少しずつ操作を覚えていくタイプ。
初心者50、中級者70、上級者62というGPAの対象ユーザー評価からも、幅広いプレイヤーが楽しめる一方、アクションに慣れているほど楽しみやすい作品だと分かる。
セーブシステムにもプレイヤーの判断がある 本作では「Soul Link」を使って任意の場所にリスポーン地点を作ることができる。ただし、設置にはエネルギーが必要。
そのため、「今ここでセーブしておくべきか」「もう少し進んでから使うか」という判断が生まれる。
難しいエリアの直前に設置すれば安全だが、使える回数には限りがある。
Xbox Wireも、Soul Linkが単なるチェックポイントではなく、どこで使うかを考える戦略要素になっていると説明している(Xbox Wire )。
このシステムのおかげで、探索とアクションの中に小さなリスク管理が加わっている。
美しいビジュアルが探索のモチベーションになる 『Ori and the Blind Forest』を語るうえで、グラフィックは外せない。
森、光、植物、水、背景のレイヤーなどが細かく描かれており、2Dゲームでありながら奥行きを感じられる。
Xbox Wireも、日本のアニメーション、特にスタジオジブリなどから影響を受けたビジュアルと、背景の奥まで広がる多層的な表現を特徴として挙げている(Xbox Wire )。
GPAのグラフィック85% という高い評価も納得できる部分。
ただ美しいだけではなく、「次のエリアを見てみたい」と思わせる力がある。
美しい世界だからこそ、物語の感情が伝わる 物語の中心にあるのは、森を救おうとするオリの旅。
ニベルの森が危機に陥り、オリは故郷を取り戻すために進んでいく。
Xbox公式は、本作を「愛と献身、そして希望」をテーマにした物語として紹介している(Xbox.com )。
ここで重要なのが、物語が単独で存在しているわけではないこと。
荒廃した森を探索する。新しい場所へ進む。能力を手に入れる。そして少しずつ森の状態が変化していく。
プレイヤーが実際に森を歩き、危険な場所を乗り越えていくこと自体が、「森を取り戻す」という目的につながっている。
GPAの感情的物語80%、ストーリー充実度68% という評価も、このゲームプレイと物語の組み合わせを表している。
GPAスコアから見る『Ori and the Blind Forest』 タイトル傾向チャート(Ori and the Blind Forest) ※ GPAのサブタグスコアに基づく。美しい世界観・感情的物語・精密なプラットフォーミングが一体となった体験。
対象ユーザー(50以上なら推奨) 『Ori and the Blind Forest』で特に目立つのは、グラフィック85%と感情的物語80%。
そこにアクション72%、高難度68%、パズル65%が続く。
つまり、美しい世界と感情的な物語だけを楽しむゲームではない。
探索する。能力を獲得する。以前行けなかった場所へ戻る。難しいアクションを突破する。パズルを解く。
その過程で物語が進んでいく。このゲームループが一つにつながっている。
特にメトロイドヴァニアとして重要なのが、「新しい能力=新しい探索範囲」という構造。能力を獲得するたびに、過去に通った場所の意味まで変わってくる。
著者の感想 『Ori and the Blind Forest』の魅力は、プレイしているうちに「移動すること」そのものが楽しくなってくるところ。
最初は普通のジャンプだった動きが、能力を増やすことでどんどん複雑になっていく。壁を使う。空中を移動する。敵の攻撃を利用する。そして、それらを組み合わせて一気に進む。
難しい場面で何度も失敗しているときは大変だけど、突破できた瞬間はかなり気持ちいい。しかも、その先に待っているのが美しい風景だったり、物語の新しい展開だったりする。
だから「次の場所まで行きたい」という気持ちが自然に生まれる。
『Ori』は、探索そのものを報酬にしているゲームだと思う。
まとめ 『Ori and the Blind Forest』は、美しい世界を探索しながら、少しずつ行動範囲を広げていくメトロイドヴァニア。
能力を獲得することで新しい場所へ進めるようになり、Bashのような特殊能力は戦闘だけでなく探索やパズルにも使われる。
さらに、精密なプラットフォーミングが適度な難しさを作り、Soul Linkによるセーブ位置の判断もゲームプレイに小さな戦略性を加えている(Xbox Wire )。
GPAのグラフィック85%、感情的物語80%、アクション72%、高難度68%、パズル65% という評価は、その魅力をかなり分かりやすく表している。
美しい世界を探索したい人、2Dアクションが好きな人、感情に訴えるゲームを遊びたい人におすすめしたい一本だ。
同系統のメトロイドヴァニアは メトロイドヴァニア30選 、感動系ストーリーは 泣けるゲーム15選 も参照。